コラムNo.10 賞味期限が切れていませんか

 

「賞味期限が切れていませんか」

 

店舗ビジネスで重要なこととして、扱っている商品の鮮度の高さが挙げられます。単なる新鮮なもの、生鮮食品といったものだけではなくその時々のトレンドを反映したもの、季節にあったものも含めます。

 

世間で売れている人気商品をただ置いておくのとは別の話で、常にアンテナを張り自分独自の情報収集で誰よりも早く、上質でお客様に合ったものを揃えることが大切です。

 

これはどの業界でも言えることで、サービス業でも当てはまります。

 

ものが腐らないアパレル店舗でも言えることで、むしろアパレル店舗の商品の陳腐化はどの商品よりも早く、鮮度はより重視しなければならないですよね。

 

美容室などでも新たなサービスを提供するために、常に技術や知識を学んでいかねばならず、これはどの業界でもそうですよね。

 

飲食店は言わずもがなであり、旬や鮮度の追求は絶対条件です。

 

お客様も昨年と、半年前と、1ヶ月前と同じ状態の店には飽きがきます。そしてその店からは離れていきます。

 

人間と同じで店舗も新陳代謝をしなければ絶対に生き残れないのです。

 

しかしながら、信じられないことにこれができない店舗があるのです。

年中同じ商品が同じ場所に置いてあったり、何年間も動かしていないようなものがそこらじゅうにある状態。夏なのに冬物を置いていたり、そもそも何屋かわからない、てんでバラバラな商品構成。ここまでひどくなくても、似たような状態の店舗は以外と多いのです。

 

こういう状態が続けば、間違いなく1年後はテナント募集のPOPが貼られていることでしょう。

 

「自分の店はそんなことは絶対にないし、そもそもそんなひどい店が今時あるわけがないだろう」

という声が聞こえてきそうですが、程度の差はあれ、確実に存在します。しかもそう言っているあなたの店も気づかないうちにそうなっている可能性があります。

 

自店だけ見ていると気づかないことが多いのです。自店は大丈夫だと思った瞬間から衰退は始まります。

 

なぜこういうことになるのでしょうか。

 

店長やスタッフのやる気がないと言われればそれもあるでしょうが、そういう店は論外として、要因として大きいのはやる気よりも、店長の運営の仕方にあります。

 

人は簡単に変わりませんが、モノやサービスである商品は変えられます。モノは今の時代簡単に手に入りますし、サービスも技術の習得や開発などでバージョンアップは可能です。要はできるかできないかではなくやるかやらないかの問題なのです。

 

そのやるべきことをやらないというのは、店舗の責任者である店長の問題なのです。

 

能力的な問題もあるとは思いますが、もっと根の部分で店長を変えていく必要があると私は考えます。

 

これは日本のどの店舗でも大きな課題だと感じています。

 

すなわち店長がただの店長としての仕事を漫然とするのではなく、自分は経営者であるという意識、視点、実践が絶対的に必要なのです。

 

店長を経営者化し、その存在を活用することが求められています。

 

あなたの会社にはその仕組みがありますか?