コラムNo.176 レスポンスの遅さは全ての元凶 

 経営者に限らず、仕事ができる人の共通点として、「レスポンスが早い」かつ「仕事が速い」ことが挙げられます。仕事ができる人というのはつまり成果を残す人であり、成果とは「相手の期待値を超える価値を提供すること」に他なりません。

 

 一生の時間は限られており、すべての人にとって「時間」は最も大切な資源の一つです。こと仕事に関して言えば、基本的に「遅延、先延ばし、遅滞」よりも「前倒し、即時即決、迅速」の価値が高いことに反論の余地はないでしょう。つまりレスポンスや仕事の「はやさ」はそれだけで大きな価値を持っているのです。しかも「はやさ」は時間的な余裕を生み出し、仕事の自由度が格段に上がることで、成果にもつながりやすくなります。

 

 レスポンスが遅いということは、相手の時間を搾取することにもつながり、また自分自身の時間も自由に使えなくなるリスクを内包しています。相手の仕事が進まず、自分にとっても先延ばしをしたことで早朝や深夜に無理やり仕事を詰め込むことになってしまうのです。これは明らかに双方にとってムダ以外の何物でもありません。「やっつけ仕事」の典型です。

 

 これまでの経験から、多忙な人ほどレスポンスが早く、時間に余裕がある人ほどレスポンスが遅い傾向を強く感じています。実務自体のスピードも同様です。しかも、早い人ほどクオリティも高く、遅い人は?なレベルの内容です。なぜこんなに時間がかかったのか…というくらいショックを受けることも少なくありません。

 

 レスポンスや仕事が遅い人の文句ばかりを言うつもりはないのですが、そんな人たちは得てしてコミュニケーションの回数も少なく、仕事の途中経過もわからない場合が多々あります。下手をすれば返信すらないこともあります。こんな状況は誰にとって相当なストレスとなり、他の仕事にも悪影響を与えかねないため、早々に改善をお願いしたいところです。

 

 「レスポンスが遅い人は何か理由があるのでは?」という声も聞こえてきそうですが、残念ながら大半の場合は常に遅く、クオリティも低い仕事がほとんどです。もちろん悪気があるわけではないので強くも言えず、さらに本人が気づいていないことも多く、対応は非常に難しい状態となっています。

 

 いずれにしても、経営者、社員を問わず、まずは「即レス」を心がけましょう。私は基本的に遅くとも1時間以内のレスポンスを心がけ、実践しています。皆さんも今後はぜひ1日以内のレスポンスから始め、自他の「時間」を大切に使うようにしましょう。