コラムNo.190 やっぱり返信は早い方がいい

 

 ここ数か月、コロナ禍で移動が制限される中、私は幸いなことに多くの方々との出会いに恵まれました。その中で改めて思ったことがあります。経営者でも誰でも、その役割に限らず言えること。それは「返信が遅い人ほど成果が残せていない」という当たり前かつ面白みのない事実です。

 

 返信が遅いだけならまだいいですが、返してくれない人も中にはいます(しかも結構多い)。そんな人たちは会社の重大な局面で、なおかつ緊急な場合でもスタンスは変えません。どこか他人事のような感覚なのでしょうか。

 

 ただ早ければいいというものではないにしろ、それにしても遅い。遅い上に的外れで内容がない。このパターンにはさすがにイライラとしてしまいます(反省)。もちろん、経営者自体、超多忙ということもあるかもしれません。ところが私の経験上、逆説的ですが、超多忙な人は返信も仕事自体も超絶スピードな人がほとんどです。

 

 つまり忙しいことは、返信が遅い言い訳にすらなり得ず、単なる本人の怠慢が一番の原因だと私は考えています。

 

 返信を受ける側は「無意識」に比べています。単純に早ければ評価が高くなるのではありません。返信の早さで無意識に序列をつけてしまうのです。私も経営者として、スタッフの「連絡に対する返信」や、「課題提出」の反応速度を長年見続けることで気づきを得ました。この人はいつも早いな…。この人はいつもギリギリだな…。この人はたまに返してくれないな…。それが積み重なると評価につながります。

 

 これは経営者でも同様で、経営者の場合は業績に直結する重要事項となります。顧客や取引先は返信が遅いと、それが積み重なった時、ある時点で関係性を解消します。顧客は黙って利用しなくなり、取引先は徐々に額を減らしていきます。

 

 返信が遅いのは本人の怠慢が原因だと先述しました。怠慢とは「考えたくない」と「動きたくない」がセットです。つまり経営者で言えば、経営の根幹である「決断」と「行動」ができていないという致命的な弱点なのです。

 

 「何を返信が遅いくらいでそんな大層な…」と思っている方。皆、口に出して言わないだけです。そんなに優しい人ばかりではありません。内心、イライラとしても、大人なのでわざわざ角が立つようなことを言いたくないだけなのです。

 

 ということで経営者の皆さん。メールでもSNSでも、返信は早くしましょう。それだけで間違いなく信用性は増します。翌日以降の返信など論外であり、自分は経営者としては無能であると宣伝しているようなものです。できれば1時間、遅くとも23時間以内には返信することを心がけましょう。