コラムNo.34 経営者が持つべき利益を生み出す視点

私は現在、店舗ビジネス(アパレル)の経営と

コンサルティングを自身の仕事として

おこなっています。

 

私がやっていることも含め、あらゆるビジネスでは、

当然ですが利益を出す必要があります。

 

利益が出せなければ、その企業は退場せざるを

得ない状況となります。

 

厳しい言い方になりますが、利益が出せない企業は

社会に必要とされていないのです。

 

利益を出して初めて社会に認められ、

その存在に根拠が与えられるのです。

 

もちろん悪知恵を働かせた小賢しい似非ビジネスで

利益を出してもダメです。それは利益とは言わず、

単なる詐取金です。

 

お客様に必要とされ、感謝されるような

モノやサービスを提供し、継続して稼いで

行くことが企業としての使命となります。

 

もっとも利益とは言っても、さまざまな

利益があります。

 

損益計算書にあるような、売上総利益や

営業利益、また経常利益や税引き前利益、

当期純利益など…

 

あまり細かく分けてもしょうがないので、

ここでは

 

利益=売上-コスト

 

として単純化して話していきたいと思います。

 

どの業界でもいえることですが、利益を上げるには

売上を上げるか、コストを下げるか、

またはその両方か、の策を講じることに

なります。

 

ここで気を付けてほしいのは、

起業時のビジネスモデルの設計にあたって、

どんなに頑張っても儲からないというような

(売れば売るほど赤字になる激安商品の販売など)

無理筋のモデルをつくってしまい、それをそのまま

始めてしまうと、いくら売上を上げ、

コストを下げても焼け石に水となります。

 

ですのでまずは、最初のビジネスモデル設計が

重要なポイントとなります。

 

しっかりと利益が出るビジネスモデルを作り上げたのち

売上増、コスト削減の策を考え、実行していくことと

なります。

 

ここで良く勘違いをされている経営者の方が

いらっしゃるのですが、コスト削減については

業績が厳しくなってからするものではない

ということです。

 

コスト削減は常に行うものとして計画に

組み入れなければなりません。

 

関連して、いわゆるリストラも同じです。

厳しくなってから人員の削減をするのではなく、

良いときにこそ、万が一のための準備をおこない、

強い事業を構築する必要があります。

 

常に行うとはいっても重箱の隅をつつくような

コスト削減にほとんど意味はありません。

 

部屋の電気を半分消したり、何でもかんでも

裏紙を使ったり、あまりつかない筆記用具を無理やり

最後まで使わせたり、挙げればキリがありませんが、

こっちの気が滅入るような過度の節約を強制する。

 

もちろん節約は大事です。

しかし、それでどれだけのコスト削減効果が

あったのでしょうか。

 

逆にテンションも上がらず、暗くなりがちで、

業績にも良い影響は与えないでしょう。

 

ここではっきりと申し上げますが

真に利益を上げていくためには、

売上を上げるしかないのです。

 

コスト削減の結果にひねり出した利益は

一過性のものであり、当たり前ですが

継続して伸びていくものではないということです。

 

コスト削減をちまちまやっても

ほとんど何も変わりません。

 

売上を上げるための方策を

考え、実行することが最大の

仕事です。

 

店舗ビジネスでいえば、

 

売上=客数×客単価

 

であらわせるこの“売上”を伸ばすことが

最も重要な仕事なのです。

 

特に店舗ビジネスでは、客数、客単価を伸ばす

ことこそが実務の本質となります。

 

売上の伸びは全ての問題を解決するといっても

過言ではありません。

 

逆に言えば、売上が低迷するとあらゆる問題が

噴出してくるのです。

 

店舗ビジネスで売上を伸ばすことは

それ自体が仕事そのものなのです。

 

 

 

今日お話ししたことをまとめますと、

まず、企業はかならず利益を出す必要があること、

そして利益を出すには売上を伸ばすか、コストを削減するか

またはその両方ということ。

 

コスト削減は常に行い、ミクロなレベルにこだわりすぎないこと。

 

利益を出す一番の方法は売上を伸ばすこと、であること。

 

店舗ビジネスで売上を伸ばすには、

客数、客単価を伸ばしていくこと。

 

 

皆さんの会社では客数、客単価を伸ばすために

何をやっていますか?

 

ちまちましたコスト削減に時間を取られていませんか?