コラムNo.40 人材を人財に変える方法

店舗経営者、店長の皆さんはスタッフと

定期的なミーティングをしていますか?

 

こう聞くと、

「そんな時間ないよ!」

「ミーティングの場を持っても何も

しゃべらないんだよね~」

「やるけどいつも売上の話になっちゃうから

スタッフが暗くなるんだよ」

「そもそも何のためにするの?」

「私と話すのなんか嫌がっているだろう」

 

などなど、あまりミーティングについては

これまでのあらゆる店舗を見てきた経験上、

力を入れていないところが多いような印象です。

 

まあ、気持ちはわからなくもないですが、

ミーティングを軽く見てはいけません。

ここでいうミーティングは、何かプロジェクトに

絡んだものや、問題が発生した時のものではなく、

当然会議とも違い、普段の定期的なミーティングのことです。

 

しなければならないタイミングでするミーティングは

言わば当たり前なわけで、ここで触れてもしょうがない

のでスルーします。

 

定期的なミーティングは出来ればマンツーマンで、

店頭やバックルームではなく

場所を変えてやるのが望ましいですね。

 

少なくとも月に1回、30分から1時間程度の

時間を取ってください。

長ければいいというものでもなく、頻度が重要です。

時間が無ければ10分でもいいでしょう。

 

LINEやメールやSNSなどでのコミュニケーションも

いいのですが、直に顔を突き合わせるフェイスtoフェイス

のミーティングの効果に比べればやはり弱く、

ネットを介したコミュニケーションは補完的な

意味合いでの使い方をしたほうが良いですね。

 

そのミーティングの内容として、ガチガチに目的を

決めるのも一つの手ではあり、それが必要な時もあります。

しかし、あえて内容を決めずに、ざっくりとした

方向だけを見据えて場を持つことも非常に有効です。

 

月に1回直に話す場を持つと、スタッフの

様々な兆候がわかるようになります。

急に聞かされることがなくなるということです。

 

「社長、ちょっとお話が…」

 

と、スタッフが切り出してくると、ほぼ100

退職の申し出です。

 

嫌な汗が出ますよね。

 

しかもこの人手不足の中です。

早めに分かれば手を打てますが、いきなりな上、

来月いっぱいまで…などと平気な顔で言い出します。

 

普段顔を突き合わせて話をしていなければ

高い確率でこうなりますが、ミーティングを

おこなっていれば、こうした退職の兆候もある程度

わかるようになってきます。

 

しかし、最初から深い話ができるわけではありません。

やはりそれなりの回数をこなしていく必要はあります。

 

ですので経営者、スタッフ共に、お互いミーティングに

なれないうちは話の内容をあまり気にせず、世間話程度で

もかまいませんので、続けていくようにしてください。

 

そして回数をこなしていくと、自然と深い話が

しやすくなっていきます。

 

将来どうしたいのか。

この仕事の何が好きなのか。

どんな悩みを持っているのか。

 

など、挙げればキリがありません。

それが1次情報で直接入ってくるのです。

 

当然職場内の人間関係もわかるようになってきます。

ただ、わかったからといってガンガン中に入って

干渉するべきではありません。

 

把握をしておくことが重要なのです。

先手を打てますからね。

 

ミーティングを積み重ねていけば、信頼関係も

増していきます。

以前ならば耳に入らなかったようなデリケートな

情報も入ってくるようになるのです。

 

そのため離職率も減少します。

離職の要因として大きなものに上司との

コミュニケーション不足は常に挙げられます。

 

この視点からも、ミーティングは有用だということ

がわかります。

 

コミュニケーション不足の解消のために、

一足飛び、かつ短絡的に部下を飲みにケーションに

つれていくのはとりあえず控えたほうがいいでしょう。

逆に離職を誘発してしまうことになるかもしれません。

 

まずは短時間でも話す場をもつことです。

そしてそれを定期的に継続しておこなうこと。

 

社内人材を“人財”にしていくには、こうした

地道な積み重ねが一番の特効薬となります。