コラムNo.42 なぜできる経営者は社員の小さな変化を見逃さないのか

人財育成を行っていく際、まず大事なことは

何よりもお互いの信頼関係だと何回も

お伝えしています。

 

その信頼関係を構築する上で定期的な、

少なくとも月1回のミーティングは

欠かせないこともすでにお伝えしていますが、

そのミーティングやあるいは普段何気なく

話しているとき、スタッフから様々な“サイン”が

発せられることがあります。

 

その“サイン”は一様ではなく、人によって異なる

ため、どのサインが何の兆候を表しているとは

一概に言えません。

 

サインは“違和感”とも言い換えることができ、

これは普段接しているからこそ感じることが

できるものであり、この“違和感”を可能な限り

早く察知することが定期的なミーティングをする

意味でもあります。

 

具体的な違和感とは、普段と比べて元気がない

(声が小さい、伏し目がちである、言葉が少ない、

顔色がすぐれない、動作が緩慢である…など)

ということが挙げられますが、これは誰にとっても

わかりやすいと思います。

 

その他さまざまなサイン(違和感)がありますが、

そのサインが何を表しているのか、何の兆候なのか

は人によって全く異なり、同じようなサインでも

その理由は全然違うことも多々あります。

 

単に体の調子が悪いということもあるでしょうし、

あるいは家庭内の問題、あるいは退職を考えている…

など理由はまさに千差万別、人の数だけその

本当の理由があると思って間違いありません。

 

そして重要なことは、そのサインを察知し、

いかに早く対応するか、ということです。

 

それはすぐに問題を解決するということではなく、

まずそのサインの理由を知るということです。

 

よく、悩みは聞いてもらうだけで解消すると

いわれますが、まさにその通りで、当人にとって

解決してほしいと思っていることはそう多くなく、

共有するだけでその悩みが半減あるいは解消すること

も少なくありません。

 

ただ、その悩み(問題)が会社に関わること、

つまり社内の待遇や仕事自体、また将来への

不安などであれば、聞いて終わりではなく、

積極的に解決していかなければなりません。

 

スタッフはあらゆることで悩み、問題を

抱えています。

その中で経営者が解決できるのはスタッフ

個人の家庭内の不和ではなく、社内、特に

その仕組みや戦略においての問題です。

 

ですから、そういった問題を話しやすい環境を

つくるのが経営者の仕事でもあります。

 

話を聞くことにテクニックはいりません。

真正面から取り組む姿勢を常に見せておくことが

重要です。

 

そしてサインを素早く察知し、その理由が会社の

問題であれば電光石火のスピードで解決する。

 

スタッフが抱えている悩みや問題は、個別的な

事象もありますが、会社に端を発した問題であれば、

突き詰めていくとその根本は同じことがほとんどです。

 

特に組織が小さい中小企業であれば、根本の問題を

解決すれば、他のスタッフが抱えている問題も同時に解消

出来る場合もよくあります。

 

店舗経営者の皆さんはこのことを念頭において、

自らが一次情報であるスタッフのサインを察知し、

自らが素早く動いて会社の問題を解決に導いてください。

 

経営者にとって「私は知らなかった」「私は聞いていない」

というのは最も恥ずべきことなのです。