ニュースの論点No.1 危機的な人手不足

~危機的な人手不足~

 

 厚生労働省が428日発表した雇用に関する

指標によれば、3月の有効求人倍率は1.45倍と、

何とバブル期!(199011月以来)並みの

高水準ということです。

 

完全失業率も2.8%とかなりの低水準であり、

全体としても非常に深刻な人手不足と

言えるでしょう。

 

ちなみに有効求人倍率とは、全国のハローワークで

職を探す人に対して、一人当たり何件の求人が

あるかを表したものです。

 

1倍を超えれば一人に対して1件あり、

数字の上ではバランスがとれていることになります。

(あくまで数字の上では、ということです。したい仕事が

出来るわけではありません。)

 

完全失業率については、労働力人口

15歳以上で働く意欲のある人)の中で

完全失業者(働く意欲があり、求職活動している人)

の占める割合です。

 

労働力人口のうち97.2%はいずれかの職に就いている

ことになり、この状態はもはや「完全雇用」と

呼んでもおかしくないでしょう。

 

すなわち、働きたい人は全員働ける。

働く場所がなく、やむを得ず失業している人が

ほぼいない状態です。

 

となれば、日本全国どこの職場も人手不足であり、

経営者にとっては(社員にとっても)

かなり危機的な状況だと言えます。

 

とくに、飲食などサービス業の有効求人倍率は

3.05倍!と高くなっており、今後への懸念材料となっています。

 

一人に対して3件の求人、逆に言えば3件の店が一人を

取り合う形になっているのです。

 

皆さんの店舗でも求人しても応募者が誰も来ない…

といった状況ではないですか?

 

私も店舗経営をしているため、

そのつらい状況には共感できます。

 

こうも売り手市場となってしまうと、

当然給料の高い店に当然人は集まります。

 

どれだけやりがいや仲の良さや社風など

アピールしても、待遇面が弱い(要は給料が低い)

と、無駄な求人広告となってしまいます。

 

求職者は選べますからね…

しかも情報はただで手に入ります。

そして求人情報はあふれています。

 

その中から、待遇以外も良さそうな

店を探しているのです。

 

とはいっても、そんなに簡単に給料を上げられれば

苦労しないよ!という声が聞こえてきそうですね。

 

不安感をあおるだけだと、かなり無責任なので

少し対策をお教えしたいと思います。

 

まず、自社が欲しい人財の条件、

仕事の内容、入社後は何が実現できるのか、を

すべて細かく言語化してください。

すべてです。

 

求人誌などには、その条件などを

わかりやすく、漏れなく掲載するように

してください。

 

写真を使用するならば仕事をしている場面を

使いましょう。わざとらしくないものがいいですね。

お客様とのリアルなやりとりを切り取るのが

一番良いです。

 

よくわからないイラストや、無料画像なんかは

やめてください。

意味がないどころか、価値が下がります。

 

求人誌を見ると、イメージだけでよくわからない仕事も

多いですよね。また、条件だけ載せている

無味乾燥な求人も全く魅力がありません。

 

細かい言語化と発信が重要になります。

 

そしてできる限り待遇面は良くしてください。

これは無理して上げろ、という意味ではなくて、

今できる限り、ということです。

これは絶対条件ですね。

 

各都道府県の最低時給レベルではだーれも来ません。

地域の中の同業他者よりも少し高くするのが

定石ですが、それが無理な場合は最低でも

同業他社の平均以上は欲しいところです。

 

おカネだけではないですが、だからこそ

そのお金の部分は大事なのです。

数字としてはっきりと見れますからね。

見える部分はみんなにとってわかりやすいですから、

その反応も見やすいのです。

 

そもそも同業他社の平均時給程度の金額が

出せないのであれば、その店舗の今後は

暗いでしょう。

 

そうならないためにも、日々の店舗運営を

しっかりと行ってください。