ニュースの論点No.12 店長はスーパーマン?

 

~店長はスーパーマン?~

 

2017714日の日経ビジネスオンラインは、

 

5店舗で店長1人、でも“ブラック”

じゃない」西松屋で見た働き方改革の好循環

 

という記事を掲載しました。

 

記事によれば、「1人の店長に、最大5店舗の

管理を任せている」が、店長自身は

「午前10時前に出勤して、夕飯を家で

食べられる時間帯には帰っていますよ」

とのこと。

 

一見するとかなりハードワークに

なりそうですが、実際はそうではない様子です。

 

なぜそんなことができるのかというと、

「西松屋の店長はやるべきことと

やらなくていいことが明確に線引きされている」

ことがその理由です。

 

要は、店長は作業指示書の作成や勤怠管理など

のマネジメントをおこない、レジ打ちや掃除など

店内作業であるオペレーションはアルバイトや

パート従業員がおこなう、という単純明快なルールが

しっかりと機能しているということです。

 

また、現場からの意見も積極的に吸い上げ、

ムダな作業や書類を減らしたり、と本部も

柔軟な対応をおこなっています。

 

この状態にくるまでは、相当な時間が

かかったと思われますが、それでも常に

現状を改善していく姿勢は非常に素晴らしいと

思います。

 

飲食店などで、店長1人が数店見ることも

ありますが、その内情は単なる人手不足が

多い印象です。

さらに店長の仕事は多岐にわたり、マネジメントは

もちろん、掃除から皿洗いまで何でもこなす

スーパーマンとして働かなければなりません。

 

こうして飲食店はいわゆるブラック企業としての

仲間入りを果たすわけですが、飲食店を含む、

店舗ビジネスを展開されている経営者が参考にすべき

西松屋の事例での一番重要なポイントは、

 

「店長の仕事」をはっきりとさせた点です。

そしてそれをしっかりと実行しているところです。

これがなかなかできないのです。

(ちなみに私は店長1人が5店舗を見るのはあまりいいことでは

ないと思っています。)

 

私もいろいろな店舗をみてきましたが、

まず店長の仕事が何かをはっきりと明文化

させている会社はほとんどありません。

 

書類やら何やらの仕事はわけられていること

もありますが、大半はムダな書類です。

 

そのムダな書類に追われ、現場の仕事に忙殺され、

本部の無茶ぶりに応えながら、店長はやがてやめていきます。

 

経営者の皆さん、店長の仕事は絶対に明文化し、

何をしたらいいのか、何をしなくていいのか、

はっきりさせてください。

 

そしてそれを実行するだけで店舗の業績は

間違いなく伸びます。

 

店長は何が自分の仕事かわかっていません。

多店舗展開をされている経営者の方はぜひ

聞いてみてください。

 

皆バラバラのことを応えます。

 

それで会社自体の業績が伸びるはずがない。

 

店長の仕事とは何かはっきりさせていない、

というのは突き詰めれば、経営者も

店長の仕事をわかっていない、ということです。

 

だから店長になんでも求めるのです。

 

会社によって店長の仕事は少しずつ

変わると思いますが、基本は同じです。

 

ここでキーワードをお伝えします。

 

販売力、人財育成力、問題解決力。

 

この3つがポイントとなります。

 

店長は何でも屋ではありません。

仕事を明確にすることで成果が出やすくなります。

 

ぜひ今日から店長の仕事の明文化に

着手してください。

経営者の大事な仕事の一つです。