ニュースの論点No.6 盛者必衰は世の常か

 

日経新聞62日付朝刊において

“明治「カール」殿様商売のツケ”

として記事を掲載しています。

 

記事によれば、

 

“明治は今夏、スナック菓子の長寿ブランド

「カール」を東日本で販売終了する”

 

“若者の嗜好をとらえる努力を続ける競合菓子とは

対照的に、ブランド価値を高める努力を怠ったことが、

長寿ブランドとしての寿命を縮めることになった。”

 

と分析をしています。

 

カールの売り上げはピークの90年代(190億円)から

3分の1に減少しており、販売エリアの縮小は

避けられない状況でした。

 

スナック菓子市場は10代から20代の

若年層がメインとなっていますが、それに対して

カールの購買客層は40代。

 

時代に合わせたマーケティングなどで

ブランドの新陳代謝を行っておらず、

新規顧客の開拓は出来ずじまいで、

競合菓子への顧客流出も重なり、

厳しい状況を自ら招いたと言われても

仕方がない状況です。

 

似たような例は業種を問わず見受けられ、

当初は世間のニーズやウォンツをとらえて

いた人気商品も、時代が変われば徐々にズレが

生じ、新しいお客様はつかめず、もとから

いた顧客ともに年を取っていき、衰退していく…

 

モノやサービスにおいては、ほとんどが

永遠につづくことはありません。

 

ライフサイクルが存在し、

導入、成長、成熟、衰退という道を

たどります。

 

その時間の間隔は様々ですが、同じような

波を描いて衰退していきます。

 

長寿ブランドと言われるものは、

同じ商品名ではありますが、

デザインや品質を改善させていくことで

進化させ、常に変革をおこなって

新陳代謝をしています。

 

同じものであれば、衰退せざるを得なかったのが、

意図的な変革で生まれ変わり、新たな

ライフサイクルを描くことができるように

なります。

 

この考え方は店舗ビジネスにも当然有効であり、

常に変化を求めて日々の業務を行う必要が

あります。

 

特に注意すべきは、商売が上手くいっているときです。

その状況は絶対に長く続きません。

 

その成功の上に乗っかっていると、

いつのまにか競合が乱立し、お客様から

飽きられ、最後は店をたたむことになります。

 

常日頃からモノ、サービスの改善、改革

をおこない、上手くいっているときに

新たなことに挑戦すること、アンテナを張り巡らし、

新しいものを取り入れること、小さいリスクを

取り続けることが未来へとつながります。

 

何年も同じモノやサービスを提供している店舗は

特に気を付けてください。

新陳代謝がなくなればそれはすなわち衰退の始まりです。

 

そういう環境だと、店舗のスタッフも成長が止まり、

現状維持を望むようになります。

こうなった場合、活力のある組織に戻すのは

困難になります。

 

そうならないためにも、経営者や店長自身が

常に新しいことに挑戦する姿を見せ、

積極的に未来への投資をおこなってください。

 

それが店舗を継続させる唯一の道になります。