ニュースの論点No.84 どう使う?平成最後

 

 「#平成最後 若者沸く SNS投稿200万件も、特別感や一体感を演出」2018124日、日本経済新聞はこう題した記事を掲載しました。記事によれば、「天皇陛下の退位が20194月に迫る中、SNSに平成最後の○○といった投稿があふれている。関連するイベントも盛況だ。」

 

 「30年ぶりの改元は、日常を貴重に感じたり、仲間と一緒に盛り上がったりするきっかけになり、普段は元号との接点が薄い若者カルチャーにも受け入れられているようだ。」としています。

 

 記事中では、盛り上がるのは10代の若者ばかりだけではなく、30代以上向けのカウントダウンパーティーでも“平成ファイナル”と銘打ったところ、問い合わせが前年の1.5倍になった例を挙げています。

 

 天皇陛下の生前退位(約200年ぶり)にともない、元号平成の期限が来年2019年の4月までとなり、これまでは経験できなかった「平成最後」という新たな記念日需要のきっかけがむくむくと湧き上がってきています。

 

 新しい年を迎えるのとはまた違った趣があり、30年続いた平成という時代を振り返るにも良い区切りとなりそうです。

 

 このことは特に店舗ビジネス経営者の方もしっかりと意識をして戦略を練ってほしいものです。見逃すには非常にもったいない需要創出の機会といえるでしょう。

 

 安易な考えとバカにするのではなく、乗るときは乗る潔さも必要です。特に元号が変わるのは数十年に一度しかなく、経験するのは人生で一、二度、あるいは人によって経験しないということもありえます。

 

 このように非常に特別感のある機会であり、イベントなどを仕掛けるにはもってこいのチャンスなのです。

 

 これからの時期でいえば、忘年会でも、クリスマスでも、カウントダウンでも、初日の出でも、初詣でも、成人式でも、卒業式でも、入学式でも、4月までのすべてのイベントに重ねることができます。

 

 「みんながやっているから白々しい…」などと言っていては、他店にお客様が流れていきます。繁盛店はどんな小さなチャンスも見逃さず、あらゆるものを取り入れて集客のきっかけとしているのです。

 

 お客様はみんな店に行く、あるいはお金を使う「きっかけ」「大義名分」が欲しいのです。無駄遣いをさせるというのではなく、家族や仲間との楽しい思い出作りのお手伝い役として、徹底した演出をおこなうのがプロの仕事です。そこを見逃すようでは、プロフェッショナルとは到底いえないでしょう。

 

 さて店舗経営者の皆さん。

数十年に一度のチャンス、どう使いますか?