
「オンライン飲み会広がらず コロナ収束後は『したくない』」2021年6月10日、JIJI.COMはこう題した記事を掲載しました。記事によれば「新型コロナウイルス感染拡大を契機に広まったオンライン飲み会だが、1年前と比べた結果、『新しい飲み会』として定着したとは言えない実情が民間調査で分かった。経験者の3人に2人が感染収束後は『したいと思わない』と回答」としています。
調査(20歳以上男女900名、日本トレンドリサーチ)では、オンライン飲み会の経験者は昨年も今年も約15%でほぼ同じ割合となりました。一方、昨年は6割以上が収束後もオンライン飲み会をしたいと回答していましたが、今年は「したいと思わない」と回答した割合が6割以上と昨年の結果から逆転しています。
私自身、オンライン飲み会は数回やってみました。最初は新鮮なものの、やはり画面越しのコミュニケーションでは限界があります。場の空気や人が持つ雰囲気がうまく伝わらないため一体感もなく、しかも一人一人喋らないと聞き取れないこともあり、逆にストレスが溜まることも多々ありました(私の場合、知らず知らずに飲む量も増え、飲みすぎる傾向にも)。
コロナ禍の中ですから、オンライン飲み会が「まったくなし」とは言いませんが、私自身はリアルでの会食が数百倍良いと思います。少人数で感染防止対策を徹底し、ルールを順守しながらの会食であれば、私はリアルでまったく問題ないと思っています。科学的ではない、ヒステリックで無責任な要請に従い、自分の頭で何も考えず自粛し、心身の健康を損うような本末転倒の結果を招くよりよっぽど健全でしょう。
先日、とある講座の同期数名で合宿を行いました。夜は会食(もちろん感染防止対策済み)も行い、私自身さらに親睦を深めることができました。その同期の人たちとはこれまで基本的にオンラインでのコミュニケーションでしたが、やはり実際に会うとオンラインとは次元の違う情報量で、各々の関係性も相当に深まります。
Zoom等のリモート会議システムは非常に便利で、特に遠隔地同士でのコミュニケーションでは相当にメリットが享受できます。会議や研修等ではその機能を存分に生かせ、実際に生産性も上がるでしょう。
とはいえ、結局はリアルの代替でしかなく、何でもかんでもリモートにすれば生産性が上がるというものでもありません。飲み会などの「生産性を求めないこと」に関してはなおさらであり、リモートワークに慣れれば慣れるほどそれを感じるようになりました。
直接会って話し、お互いの理解を深めることは人生において最も重要なことの一つです。コロナ禍のような状況では、一時期は仕方がないにしても、いつまでも家に籠ってばかりでは何も生まれませんし、精神衛生上もよろしくない。加えて、人生の貴重な時間が浪費され、様々な機会を逃し、結果的にかなりもったいないことをしていると私は思います。
大勢でのどんちゃん騒ぎなど、人に迷惑を掛けることは論外ですのでやめてください。それを分かったうえで、当事者同士が可能であれば、ルールを順守しながら人との直接のコミュニケーションを積極的にして欲しいと思います。生きている限り、コロナがあってもなくても常にリスクとは隣り合わせなのです。自分の責任で、自分の価値基準をもって行動していきましょう。

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