
「外食や旅行、行動制限緩和に備え 経営立て直し急ぐ」2021年9月19日、日本経済新聞はこう題した記事を掲載しました。記事によれば、「政府が秋にも行動制限を緩和する見通しを受け、新型コロナウイルス禍の外出自粛要請などで打撃を受けてきた旅行・外食各社が準備に動き出した」としています。
政府はワクチンを接種済みであれば、県境を越える移動を自粛要請の対象外とする方針で、さらに飲食店での酒類提供の解禁も検討しています。それに呼応した外食、旅行業界の各社がさまざまなプランを考案し、緩和後の展開を予定しています。
阪急交通社は接種完了者向けのツアーを100コース用意し、10月下旬以降に出発する分の予約を受け付けています。プリンスホテルは宿泊やレストランの割引、ANAやJR東日本は新たなサービスを検討中とのこと。
飲食業では、チェーン展開している居酒屋等でドリンク1杯無料や飲み放題割引、ドリンクバー無料、サイドメニュー1品サービスなどが計画、検討されています。
実際に街を歩いてみても、解禁後のサービスをPOPや看板などで打ち出している飲食店が結構見受けられます。1年半以上、効果のよくわからない緊急事態宣言やまん防によって、外食、旅行業界(その他、多くの業界でも)はかなりの傷を負っています。まともに営業できたのは数か月でしょうから、解禁後には並々ならぬ思いで思い切った営業施策を打ち出したいところだと思います。
さて、先述のように、私はここ数日で地元の繁華街を歩いて見回ってみたのですが、まさにゴーストタウンとも言えるような状況に言葉を失いました。もちろん営業中の店舗もありますが、大半の飲食店は休業中で、1階角地など、比較的いい場所の空室も目立ちます。
確かに市内中心部はコロナ禍以前より厳しい状況ではありました。それでもここまでの状態になるのは早すぎる。やはりコロナでとどめを刺されているような印象です。徐々に人の流れは戻ってくるとは思いますが、いわゆる「街の魅力」がほとんど感じられなかったのは正直ショックでした。
何より、一番きつい思いをしているのは、店舗を経営している社長たちでしょう。自分たちの経営努力だけではどうしようもない負の影響に振り回され、不本意な状況に甘んじなければならないのですから。
ただ、そんな中でも元気に営業を続け、頑張っている店舗もあります(闇営業とかではなく)。精神論だけでは何ともならない状況ですので、アイデアを振り絞って、あるいはこれまでの顧客様に助けられて、何とかかんとか店を開けていらっしゃいます。
ちなみに、先が見えない不安の中では、ビジョン(理想の姿)ではなく、自分自身の中にあるミッション(仕事に対する使命感)が行動を左右すると私は考えています。それがはっきりしていれば、ブレずに一歩ずつでも進むことができるのです。
きつい、つらい時こそ自分の価値観がはっきりします。経営者の皆さんには、ぜひその基準を言語化していただき、ブレない経営をしていただきたいと思います。そして私もその支援を全力でしていく所存です。

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