コラムNo.274 やっぱり人は見た目

 

 「人は見た目が9割」という本があります。しかし、個人的には「人は見た目が12割」くらいかな…と思っています。つまり、人間には「見た目」だけでその人を過大評価、あるいは過小評価してしまう傾向があるということです。

 

 余談ですが、「人は見た目が9割(竹内一郎著)」が出版されたのは2005年です。当時から相当人気の本で、現在まで累計117万部も売れているそうです。それからというもの、「○○が9割」のタイトル本が雨後の筍のように売り出されました。

 

 話を戻します。私はアパレル業界で四半世紀ほど仕事をしていることもあり、見た目の大半を占める「衣服」が持つ威力を、体感的にも深く刻みこまれています。事実、身にまとう服が変わるだけで本人の顔が明るくなり、さらに周りの人たちが受ける印象、評価まで簡単に変わってしまうのです。

 

 例えば、服を変えただけで彼氏や彼女ができ、商談や面接も上手くいく。お客様からこんな報告を受けるのは珍しいことではありません。服が変わることで、見た目のイメージが改善され、内面の自信も増幅されるのでしょう。

 

 翻って、コンサルタントという仕事をしていると色々な経営者とお会いします。この経験から、「会社の業績」と「身なり」には明確な相関性があると感じています。身なりと言っても、センスの有無やブランド品を多用する類の話ではありません。

 

 むしろセンスやブランドは無関係です。私が重要だと思っているのは、清潔感、サイズ感、季節感の3つです。この点、新入社員研修などでも口を酸っぱくして言われていることかもしれませんが、慣れてくると段々と適当になっていく人が増えてきます。

 

 社会人になると、さすがに清潔感がない人はあまり見かけませんが、サイズ感があっていない人は時折見かけます。最近だと、誤ったおしゃれ感を出しすぎて、パンツの丈が短すぎる人が増えました。全体的にブカブカやピチピチな人もたまに見かけます。

 

 また、季節感がない人の典型は「いつでもダウンジャケット」です。これは極端な例ではありますが、毎年必ず見ます。良し悪しの話ではないのですが、あまりに無頓着すぎるのはどうかな…と思います。

 

 誤解を恐れずに言えば、身なりに無頓着な人は「相手にも無頓着」です。つまり、顧客にも、従業員にも、取引先にも気遣いがないということです。自分自身の身だしなみすら整えられなければ、相手の役に立つ商品やサービスが提供できるのか疑問符が付きます。

 

 繰り返しますが、これは良し悪しの話ではありません。基本的には自分が好きな格好をすればいいと思います。ただ、相手はあなたの身なりを見て、意識・無意識的に関わらず品定めをしています。

 

 経営者の皆さん。いまの身なりに自信がありますか。経営者は常に見られているという意識で、自分をプロデュースしてください。高いブランドは必要ありません。まずは清潔感、サイズ感、季節感の視点を持って身なりを整えましょう。

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