
「シラフでいることがクール! Z世代が『ノンアル・低アル』を好む理由」2022年8月29日、ITmediaビジネスONLINEはこう題した記事を掲載しました。記事によれば「アルコール離れが加速している。国税庁によれば、成人1人当たりの酒類消費数量は1995年に100リットルだったが、2020年度は75リットルまで減少」としています。
「欧米では、あえてお酒を飲まない、あるいは少量しか飲まない『ソバーキュリアス』が増え」ているそうで、「日本でもソバーキュリアスに近い価値観が広がりつつある」と記事は伝えています。実際、アサヒビールの調査によれば、20~30代の半数は飲まないという結果が出ています。
確かに弊社スタッフを見ても、20~30代のスタッフはアルコールが苦手、または飲めるけど飲まない人が多い印象です。コロナ前に懇親会等があった際は、ソフトドリンクの注文がほとんどだった記憶があります。
Z世代が飲まない理由としては、「酔っぱらうのはカッコ悪い」「合理的じゃない」という価値観が影響しているようです。私は今40代ですが、お酒を飲むこと自体や楽しく飲む場が好きなので、多少寂しい気持ちにはなります。
Z世代にカッコ悪い、非合理など言われれば反論のしようもありません(まあ、飲み過ぎは論外ですが)。アルコールに関しては、少量でも身体に悪影響があるとの研究結果が増えてきました。飲む人には肩身が狭い世の中になりつつあります。
最近では、世間の需要を鋭くとらえたノンアル飲料、さらには微アル(アルコール度数0.5%程度)の商品も増え、ノンアル・微アルメインの品ぞろえで、飲まない人と一緒に楽しめるバーなどの店舗も現れています。一時期はストロング系が流行っていたようですが…
翻って、飲酒習慣をはじめ、世代間で価値観に大きくギャップがあるのは仕方がないことです。この点、Z世代(ひとくくりにするのもどうかと思いますが)に関しては、「自分の汚点を残したくない」との思いが強いと聞いたことがあります。
一人1台スマホを持ち、至る所にカメラがあり、すべてのやり取りが記録に残される世の中です。1回の失敗が一生残ります。飲酒どころか、それ以外の小さな失敗も記録され、自分の汚点となってしまう。今は「愛の告白」をLINEでお手軽にすると思いきや、スクショに残される不安からむしろ対面でないと無理…との声もあるようです。ある意味、非常に生きづらい世の中なのかもしれません。
時代は常に変わり、世代によってニーズはまったく異なります。自分の価値観が理解しあえるのは基本的に同世代だけであり、同世代でも変わる人、変わらない人で価値観が違ってきます。経営者としては、時代を読むアンテナを常に立てておきつつ、時代に惑わされない信念を持った事業を展開していきたいものです。

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