コラムNo.877 運営で満足度が変わる

先日、地元の祭りに急遽参加することになりました。そこで組織運営についての気づきがありましたので、コラムでもご紹介したいと思います。

 

その祭は毎年8月初旬の週末に開催されている比較的規模の大きい催しで、テレビ局のイベントや総踊りが行われる土曜日が最も盛り上がりを見せます。

 

当日、私は飛び入り参加で、事前受付をして練習をする必要がありました。会場に行くと、他にも200人以上の参加者がすでに受付を済ませて集まっており、家族連れやスポーツチーム、留学生など本当に多様なメンバーが談笑しています。

 

時間になると、愛好会や保存会など、おそらくボランティアの方々がステージに登壇。ちなみに会場はなかなかの密集ぶりで、一人当たりのスペースは余裕がありません。子供たちも騒ぎはじめ、カオス状態になっています。

 

ステージ上で踊りの先生が声を荒げ、少し会場が落ち着きますが、まだざわつきがあります。そのまま踊りの仕方を順番に教えてくれますが、ペースが速くて飲み込めません。つまり教え方が下手。

 

消化不良のまま振り付けはどんどん先に進む。もちろんご厚意で教えていらっしゃるとはいえ、ちょっとやりにくさを感じ、段々とテンションも落ち気味になっていきます。

 

その後円形になって歩きながら踊るのですが、その指示も「並んでください」だけでどうすればいいかわからず、列はぐちゃぐちゃのまま。そしてまた先生が声を荒げ(指示はない)、参加者が時間をかけて自発的に円形になっていきます。

 

途中でダメ出しのような言葉も多く、楽しさが削られていきます。さらに「コンテストで上位になれば賞金が出る」という、まあ事実だとは思いますが、ニンジンをぶら下げる発言で個人的にテンションも冷めていきます。

 

練習も終わり、本番までロビーなどで待つように言われますが、人数が多く場所がありません。そんなこんなで何とか本番の会場まで移動し、祭りが始まるまで待機しますが、ここでもなかなか始まらない。

 

30分程遅れてようやく始まりましたが、私たちはその後の予定があったのでやむを得ず途中で戦線離脱。何となくスッキリしない祭りの思い出となりました。

 

今回の運営を振り返ると、「時間管理」と「場づくり」「的確な指示」が不十分だったことが個人的に感じた課題です。

 

そもそも何時に始まって、何をどれだけやり、何時に終わるのか。その説明が最初にほとんどない。また、全体をまとめるためとはいえ、声を荒げる場面も少なくなく、祭りまでのテンションが上がらない。そして指示(教え方も)が曖昧すぎて何をしたらいいのかわからない。

 

主にボランティアの方々で運営されているのだったら申し訳ないのですが、タイムスケジュールや役割分担、指示の方法、また教え方に至るまで、改善した方がいい点は多々あると感じました。

 

これは中小企業の組織運営にも通じる重要なことです。計画づくり、実践、検証、改善というPDCAサイクルを回すのはもとより、安心安全ポジティブな場づくり、抜け漏れのない指示、また理解しやすい教え方のマニュアル整備など、組織運営の絶対的な基盤となります。

 

皆さんはいかがでしょうか。私も自戒の念を込め、今回の体験を自社およびご支援先の組織運営に生かしていきたいと思います。

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