コラムNo.249 時間泥棒は罪深い

 「約束を守る」ことはビジネス(人生でも)において最も大事なことだと私は思っています。その最たるものが「時間を守る」ことで、待ち合わせや、期限や、開始・終了時間など、子供のころから、誰にでも関わりのある約束事が「時間」にまつわることではないでしょうか。

 

 「人生を愛する者よ。時間を浪費してはならない。人生は、時間でできているのだから」と言ったのはベンジャミン・フランクリンですが、そんな大御所を持ち出すまでもなく、時間の重要性については、皆さん普段の生活から、また、これまでの経験から十分に感じていらっしゃると思います。

 

 ちなみに私の価値基準では、「人の時間を無駄遣いすること」がダントツぶっちぎりのワーストです。何にしてもムダに人を待たせるようなことはしたくありません。むしろ常にクイックレスポンスで相手に余裕を持ってもらうことに注力しています(それでも待たせてしまったらゴメンナサイ)。

 

 さて、仕事上で面談等の約束をした際、まれに遅刻をされる方がいらっしゃいます。もちろん、のっぴきならない緊急事態の場合は仕方がないとしても、そうではない理由で(というより理由もなく)普通に遅刻をする方がいらっしゃいます。

 

 おそらく当人に悪気はなく、誰とでもそんな感じの付き合い方をされているのでしょう。まあ、あまり細かく厳しく言っても、治らないものは治らない。「そんな固いこというなよ。ゆるくいこうぜ」と言われるかもしれません。しかし、です。遅刻は当人だけの問題ではなく、周囲を巻き込んだ、なかなかの罪深い行為だと私は思うのです。

 

 例えば、会議に10分遅刻した人がいるとします。これはその人が10分遅れただけではなく、会議に参加した人全員の10分がムダになっているといえます。10人なら100分の時間が浪費されたことになります。時間そのものも浪費されますが、人件費等、その間のお金も浪費されています。

 

 提出期限を守らない場合でも同じことが言えます。その人を待つために、早く提出した人は評価されるのがムダに遅れてしまいます。あるいは新商品の開発でも同様です。期間が長引けば長引くほどチャンスはなくなり、将来的な収入もフイにすることになります。時間どころかお金まで失ってしまう。当然信用も、です。

 

 自分の時間をダラダラと使うのならまだしも(これもベンジャミン・フランクリンに怒られそうですが)、人の時間まで使ってしまうのはいただけません。時間泥棒が罪深いのは、時間がどうやっても返ってこないからです。

 

 経営者の皆さん。何事もスピード感を持って対応していきましょう。早すぎて文句を言われることはほとんどありません。加えて人の時間を大事すれば、回りまわって自分の時間にも余裕が生まれてきます。

 

 今、どのように時間を使っているか? 自分だけではなかなか見えてこないかもしれません。周囲の協力者やパートナーとともに、時間の使い方を検証してみましょう。思わぬ気づきが得られる可能性大です。

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