
「シメよさらば 9時に帰ろ 全国の繁華街ラーメン店遠い満席 『2件目行った』 今や6%」2022年4月27日、日経MJはこう題した記事を掲載しました。記事によれば「2年に渡る新型コロナウイルス禍の生活が続いた結果、夜のはしご酒市場は変貌。2次会、3次会や『シメのラーメン』の需要は大きく落ち込んだ」としています。
また、「『2件目以降の店に行った』と答えた割合は6%にとどまり、新型コロナ前の19年から38ポイント低下した」とのこと。夜9時の人出はいずれの繁華街もほぼ3割以上の減少で、まん防解除後でも人流が戻っていないことが浮き彫りとなりました。
今後、徐々に人出が増えてくるとは思われますが、コロナ前の状況に戻るのは難しいでしょう。仮に戻るにしても、何年後になるのかわかりません。
では、コロナの影響を受けた飲食店の経営者がすべきことは何か。「お客さんが全然戻らない…」と嘆いても何も変わりません。コロナも丸2年を越えました。さすがにこの2年間で、ある程度の事業の見直しはできているはずです。厳しい状況に置かれた店舗もあるかもしれませんが、逆に給付金や支援金、雇調金などの支援で、6割以上の飲食店は黒字化しているという調査もあります。
何もしなくてもお金は入ってくるから…とダラダラと続けるのはあまりお勧めできません。コロナ以降、大半の店舗では、これまで忙しくて取れなかった時間が取れるようになりました。その時間で何をされているでしょうか。
コロナ禍により、私たちのライフスタイルは変更を余儀なくされました。当然、皆さんのお客様もこれまでと同じような行動はできなくなっています。2次会や3次会需要で売上を取っていた店は、これまでと同じやり方では通用しません。
大変厳しい言い方になりますが、「私はこれしかできないから…」と自分ができることだけで何とかしようとするのは「甘え」だと私は思います。自由にできる時間が増えたのなら、その時間を使ってかなりのことができます。
新規事業の調査や準備、資格等の知識の習得、異業種経営者との情報交換、SNS等での徹底的な情報発信…できることは山ほどあります。すべてが仕事につながらなくても、自分自身の血肉になり、今後の経営、あるいは自分の人生にも役立ちます。
シメのラーメンという文化が永遠に続くわけではありません。コロナ禍は少しだけ時間を早送りさせました。「昭和・平成」と「令和」の価値観の差を、より広げたとも言えます。つまり、変わらなければ今までよりもっと「昔の人」と判断され、成長や成功の機会を失う可能性が高まるということです。
経営者の皆さん。ぜひ時間を有効に使ってください。私たちにとって、時間は最も重要な資源です。

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