
「マスク着用緩和で、『売上が増えた』商品とは?」2023年4月25日、ITmediaビジネスONLINEはこう題した記事を掲載しました。記事によれば「東芝データは、電子レシートサービス『スマートレシート』約120万人分のデータを統計化して発表した」「…ファンデーションやリップなどマスクを外すことで見える部分の商品が売れていることが分かった」としています。
マスクを外すことで見える部分の商品(ファンデーションやリップ)の売上構成が増え、眉や目などの商品構成は減少しているそうです。マスクの売上は当然減少しています。聞けば当たり前かもしれませんが、実際にデータから裏付けられた傾向であり、消費者の意識と行動の変化がわかりやすい事例です。
生活雑貨店の先月の売れ筋を確認すると、男性向けでも髭剃りや鼻毛をカットするはさみ、また歯のホワイトニング用品も売れています。街中ではまだまだマスクを着用している人が大半です。今後、「脱マスク」に向けた動きはさらに加速していくでしょう。
さて、ここまではある程度予想がつく動きです。ここから世の中はどんな風に動いていくでしょうか。業種業態を問わず、経営者であれば先を読み、先手を打つことが重要です。
確実なのは「人流」が増えることです。つまり、人と人がリアルで集まる場が増える。出会いの場が増える。イベントが増える。会食が増える。旅行が増える…。増えると書きましたが、コロナ前の状態に戻ると言った方がいいでしょうか。
私自身も最近会食が増え、街中の様子を見る機会が増えました。やはり人の数は相当増えており、外国人旅行者も明らかに多くなっています。ただ、コロナのダメージが抜けきらぬ中、店舗を始めホテル、タクシーや代行業者などの供給が追い付いていません。
いわゆる「リベンジ消費」による勢いもあるかもしれませんが、5月以降はより一層「日常」に戻り、需要がコロナ前の水準に近づいていくのはほぼ間違いないでしょう。
かといって、コロナ前と同じような商売のやり方を続けるのは短絡的です。一定数の人には、価値観の大きな変容が起こっています。今までどおりが通用しない場面も出てくるでしょう。
店舗ビジネス経営者として、自らの目で現場の細かな変化に対応しながら、「変えるべきこと」、「これからも変えずにいくこと」を見極めていきましょう。答えは現場にしかありません。言い換えれば、現場に行けば答えは見つかるのです。商売は何よりも「顧客視点」が肝心です。

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