
皆さんは「事業計画」をつくっていますか? 最近でいえば、補助金や融資、経営改善など“必要に迫られて”つくった(頼んだ)という方が多いのではないでしょうか。一方で、何もなければ普段は売上目標すらつくっていない…という経営者の声も割と聞きます。
まあぶっちゃけて言えば、小規模な企業では計画がなくても何とかなっているパターンが少なくありません。とはいえ、その状態は“たまたま”何とかなっているだけで、綱渡り的経営であるのは疑いようのない事実です。
さて、事業計画ってそもそも何のためにつくるのでしょうか。人によって色々な意見があると思いますが、個人的には「自らが望む成果をより確実に早くあげるため」だと考えています。つまりは目標達成、大きく言えばビジョン実現を最速スピードで目指すツールです。
で、冒頭でお伝えした“必要に迫られて”つくられる計画の大半は専門家に丸投げされています。作成サポートではなく丸投げ。専門家(もどき)は現場も見ず、商品も使ったことなく、社内の状況も知らず、ちょこっとヒアリングをして適当なストーリーをつくってさっさと納品。あとは知らんぷり。「手離れが良い仕事」だと、補助金や融資を専門でやっている業者もあります。
これらの仕事にも多少の意義はあるかもしれませんが、ほとんどは形だけの絵に描いた餅です。時間とお金のムダ。「仏作って魂入れず」の最たるものです。その証拠に目的(資金調達)が叶えば計画書は二度と見られません。そして高い確率で「目標未達」に終わります。
本来ならば経営者自らが事業計画をつくり、社内に浸透させるのが筋です。ただ、経営者の大半は時間もなければノウハウもない(私もそうでした)。ここで専門家のサポートを使うにしても、二人三脚で膝を突き合わせつつ、少なくとも何十時間はかけてつくりあげるのがベストだと思います。でなければ計画に魂は入らない。
売上目標にしても、まったく根拠のない、利益を出す程度に調整された数字の羅列は意味がないどころか会社に害悪をもたらす可能性もあります。
経営者の皆さん、まずは現場に出てください。会社の実情を知るためにも、また既存・新規事業を問わず、意味のある事業計画を策定するためにも、積極的に行動しましょう。現場の末端まで「経営者の姿が見えること」は、計画づくりにも、また目標達成のためにも必須の条件です。
そして計画策定を丸投げせず、まずは自分なりの言葉でつくっていきましょう。それだけで目標達成時期は確実に早まります。

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