
今年で50歳になります。人生の大きな節目に立ち、これまでの道のりを振り返ると、さまざまな感情が胸に去来します。
人見知りで内向的だった私が、アパレル業界で複数の店舗を経営し、さらに今は中小企業診断士として、多くのクライアントと共に歩むことになるとは、若い頃の自分には想像もつきませんでした。
ターニングポイントは30代で独立し、アパレル店舗を経営し始めたときです。最初の数年間は苦労の連続でした。経営者としての現実は厳しく、資金繰りやスタッフ管理、売上の伸び悩みなど試行錯誤の日々が続きました。
それでも、単なる売上や目先の成功に目を奪われるのではなく、スタッフや顧客との信頼関係を築き、彼らが本当に必要としているものを提供することに全力を尽くしました。そこにこそ、経営の成功の鍵があると気づいたのです。
今ではかつて経営していた複数の店舗のうち1店舗だけを残し、他の店舗はスタッフに譲りました。それは単なる引き継ぎではなく、私が培った「隠れた強みの価値を最大化する」という哲学の実践です。
現在、私は経営者としての経験を活かし、中小企業診断士として多くのクライアントの経営改善を支援しています。私が経験した困難とその解決方法を共有することで、クライアントは深い共感を示し、信頼関係もより深まっているのを感じます。
ちなみに、私が共感を抱くキャラクターに、手塚治虫氏の「ブラックジャック」が挙げられます。彼は無免許医でありながら、どんなに困難な状況でも患者の命を救うことを最優先に考え、時には常識を超えた大胆な手段を取ることさえあります。
彼の本質を見極めた行動や独立心は、私の経営やコンサルティングにおける信条と重なる部分があります。ブラックジャックは、自らの道を選び、他人の評価に左右されず、常に患者のために最善を尽くします。
私もコンサルタントとして働く今、クライアントの経営課題を表面的に解決するのではなく、その背後にある本質的な問題に焦点を当てるよう心がけています。
人生は学びと挑戦の連続です。50歳という節目は終わりではなく、さらに成長し続けるための新たなスタート地点に過ぎません。
ブラックジャックが一人の医師として、覚悟を持って命を救うことに全力を尽くすように、私もまたクライアントの経営課題に対して覚悟を持って全力で向き合い、共に成長し続けたいと思っています。
今後も、私の中に培われた「独立心」「挑戦」「本質を見極める力」を軸に、さらなる挑戦を楽しみながら、新たな価値を生み出していきたいと思います。

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