
「年末年始 家で過ごす 6割 初詣・帰省は大幅減」2020年12月9日、日本経済新聞はこう題した記事を掲載しました。記事によれば、「年末年始の予定について『出かけず家で過ごす』と答えた人が64%で最多だった(クロス・マーケティング調査)」としています。
初詣は前年に比べ21ポイント減の15%、帰省は同9ポイント減の13%、忘年会・新年会は同18ポイント減で4%と年末年始のイベントへの参加がかなり減っていることが明らかになっています。
第3波と言われる新型コロナ感染者数増加の渦中であるため、当たり前と言えば当たり前の結果ですが、個人的には複雑な思いです。コンサルタントという仕事とともに、アパレル小売業の経営者としても、いつまでこんな状態なのか、やはり不安が残ります。
来年までは確実に影響があるでしょう。しかし、政府が救済策を取るにしても財源がありません。給付金をばらまくのはもう不可能に近いでしょう。基本的に人が動くことで社会が作られ、経済が循環します。その動きがない中では、いくら個別の企業が頑張っても限界があります。
特にこの年末年始で稼ごうと思っていた飲食業界や観光業界は、業績のさらなる悪化を免れないでしょう。感染症が拡大している現状では仕方がない半面、私が感じるのは、個人個人が持つ「マインド」の重要性です。
何に恐怖しているのか、何を不安に思っているのか。情報を知らずにただ怖がって、周りに負の影響を与えている人が一定数存在します。もちろん好きでやっているのではないでしょうが、自分が思うよりも影響があることを理解していないことが多い。
感染予防はするべきです。しかしそれで社会が崩壊したら本末転倒です。今、大人数でどんちゃん騒ぎをやるのは大馬鹿野郎ですが、家に引きこもりすぎるのも私に言わせれば同類です(高齢者、基礎疾患のある方は気を付けましょう)。
感染予防ルールを守ったうえでの行動であれば、私は普通に生活して構わないと思っています。飲食でも、旅行にしてもしかり。必要以上の締め付けは百害あって一利なしです。
今回のニュースは人のマインドの重要性を如実に表していると思います。別に行きたければルールを守ったうえで行けばいいのに、我慢するしかないと思っている。ルール無用で好きにすればいいと言っているわけではなく、感染拡大を助長する行動が明らかになっている今、感染予防をしたうえでの行動については、必要以上に我慢しないでもいいという意見です。
世に蔓延する「気分」は人の行動を制限します。基本的に人のマインドが集まって世の中の気分をつくりだします。その中で自分の意見を通すのはなかなか難しい。経営も同様です。その時々の世の気分がある中で経営判断を下す必要があります。経営者たるもの、常に信頼できる情報を持ち、人に左右されず、自分自身の意見で行動したいものです。

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