ニュースの論点No.200 接客技術やマナーが必要な人

 「日航、客室乗務員の派遣『接客講座』を事業化へ」2021221日、産経新聞はこう題した記事を掲載しました。記事によれば、「日本航空が客室乗務員らを講師として企業などに派遣し、講座を開く教育事業を新規事業として検討していることが21日、分かった」としています。

 

 また、2021223日の日本経済新聞では「ローソンは22日、日本航空から講師を招いた接客講座を開いた」との記事も掲載されました。日航はコロナ前から客室乗務員や地上職員を派遣し、接客マナーなどの講座を行っていました。今後は、自社の客室乗務員が持つノウハウやスキルを活かす道として、それらを単発の業務ではなく継続的な収益事業とするべく動いているのでしょう。ちなみに全日空ではすでに客室乗務員の派遣事業化はなされています。

 

 接客サービスのプロとして徹底した教育訓練を受け、さらに現場で積み重ねられた経験から、本物のサービス実務を身につけた客室乗務員による講座は非常に説得力があります。依頼する各企業の期待も大きいと思われます。

 

 飲食店などからの講師派遣依頼も増えているとのことで、コロナ禍で対面型のサービスが厳しい状況の中、それでも、あるいはだからこそ現状のサービスを磨くためのニーズが根強くあるのでしょう。他社との差別化を図る意味でも、今は教育訓練によるスキルアップのチャンスかもしれません。

 

 さて、記事にあるような接客講座が必要な業種としては、先述の飲食業をはじめ、百貨店、アパレル、コンビニ、ホテル、旅館などでしょうか。細かく見れば他にもありますが、想像できる範囲で言うと皆さんもこんな感じになる思います。

 

 私はアパレル小売業を経営し、接客やその指導については20年以上の経験があります(その実力は置いておいて)ので、接客技術やマナーの重要性はわかっているつもりです。特に直接的にサービスを行う上記のような業種に関しては、接客講座などのOFFJTは必須と言えます。

 

 と、私が言いたいのはそんなことではなくて、接客やマナー講座を受けるべき人達が、接客業以外に相当いるということです。それは「おじさん」です(私も含む)。接客業などの経験がないおじさんは絶対に受けてほしい。いや、受けるべきです。

 

 一応、例として挙げると、世の大半のおじさんはまず愛想がありません。怒ってもいないのに仏頂面です。新入社員に元気な挨拶を求める自分は何も返しません。部下の話を聞きません。取引先によって態度が変わります。名刺を忘れたりします。パワハラ気質です。業務を丸投げします。ミスを認めません(これらはあくまで一例です)。

 

 おじさんの特徴(あくまで一例)はどの業種にも通じますが、私が一番感じるのは公的機関に関わる人たちでしょうか(あくまで印象)。皆さんにはぜひ日航が開催する接客・マナー講座を受講してほしいと思います。かなり勉強になること請け合いです。

 

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