
「その店、本当に専門店? 幽霊レストラン、コロナで拡大」2021年5月30日、JIJI.COMはこう題した記事を掲載しました。記事によれば「コロナ禍に苦しむ飲食業界でゴーストレストランと呼ばれる宅配専門店が増えている。店側は接客のコストを節約でき、利用客も蜜を避けてプロの料理が楽しめるのが特徴だ。」としています。
ただし、ゴーストレストランの問題点として、一つの店で最も多い場合は20以上の専門店を名乗っているケースもあり、素材からオペレーションに至るまで、品質や安全性にも疑問が持たれています。
街中ではウーバーを始め、さまざまな宅配代行事業者を見かけるようになりました。飲食店で食事をしている時も、ほぼ毎回配達員が注文品を受け取っている姿を見かけます。コロナの影響も後押しし、宅配ニーズは上昇しています。ICT総研の推計によれば、2020年度フードデリバリー市場規模は4960億円と右肩上がりが継続しており、今後も伸長していくと見込まれています。
伸びる市場には当然新規参入業者が大挙して押し寄せます。長年飲食業を営んできた店舗であれば安心できますが、今回のようにデリバリー専門でいくつもの店舗名を掛け持つ新規参入業者は、先述のようにさまざまな懸念が持たれます。
味が今一つの単なる「マズい店」ならばまだいいですが、食材や衛生面の管理が行き届かない店舗にあたってしまうと、食中毒など思わぬ被害を受けることも考えられます。試しに皆さんウーバーイーツのアプリで調べてみてください。誰もが知る大手飲食業者の中に紛れて、「こんなところにこんな店あった?」という店舗がどの地方にも必ず存在します。
すべてが問題のある店舗ではありませんが、高い確率で品質は期待できません。悪い意味で期待を裏切られる可能性が高いでしょう。今はフードデリバリーの過渡期であり、おそらく今後は法規制が入ることでしょう。
冒頭のような20以上の専門店を名乗る店舗はすぐに淘汰されると思われますが、そんな店に当たりたくないなーという人は、可能であれば現地の確認をするか、または住所をグーグルマップ等のアプリで検索してみるとよいでしょう。アプリに登録されている店舗名と実店舗名が同じであれば、「はずれ」の可能性は低くなります。
ともあれ、大半の飲食店の皆さんは生き残りのために必死で試行錯誤をされています。その努力に水をかけるような「金儲けだけが目的の、飲食店の信用を落とす変な業者」には早々に退場してもらいたいですね。

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