
「いきなりステーキ社長、従業員に喝 『作業するだけで給料をもらえると思うのは大間違い』」2022年1月27日、JCASTニュースはこう題した記事を掲載しました。記事によれば「2022年1月24日付の社内報に掲載されたもので、『ネガティブ従業員』に喝を入れる内容だ」としています。
いきなりステーキ社長の一瀬氏と言えば、皆さんご存じの通り、その過激ともいえる発言や、社内報で触れた内容がたびたび炎上することで有名です。
今回もご多分に漏れず、社内報で書いた内容が批判の的となっています。社内報には、「ネガティヴな従業員をゆるすことは、到底できません」「再三にわたるクレームの当事者は、厳正な処分をします」など、なかなか手厳しい内容が書かれています。
いきなりステーキを運営するペッパーフードサービスの20年12月期の売上高は310億、39億円の赤字で、3期連続最終赤字と苦戦が続いています。2017年の段階では、1年間でいきなりステーキを200店舗増やすと公言、相当な勢いに乗っていました。そして公言どおり、2019年には489店舗と一気に増えましたが、2021年3月には216店舗にまで減っています。
減少の理由は一言で言えば、同業態の「飽和」です。ここで詳しくは書きませんが、流行りものになってしまったら必ず辿る運命とも言える状態です。
そんな中、社長である一瀬氏は何とかV字回復を目指し、社員に発破をかける意味で過激ともとれる発言を続けているのでしょう。ちなみに社内報は公開されています。ネットですぐに見ることができますので、興味がある方は検索して目を通してみてください。
全文を読むと、なかなかアクが強く、社長の信念を感じる内容です。賛否が分かれる部分もあるかと思いますが、経営者から見れば意外と共感できる内容ではないかな‥と私は思いました。
部分的に切り取られれば、どんな文章も印象操作は可能です。今回も、多少表現に問題や昔の自慢話で胸やけ感がするとはいえ、商売としては割とまっとうなことが綴られています。400店舗以上にまで広げた経営者ですから、参考になる部分は当然ながらあります(伝え方は改善したほうがよいかも‥)。
まず「全体を知ること」は何にでも共通する重要なポイントです。部分だけをみて判断すると間違いなく失敗します。
経営者の皆さん。経営判断をする際も同様です。視野が狭くなっている状態で判断すると、失敗の可能性は高まります。まずは自ら情報を集める努力をしましょう。誰かが意図的に切り取った情報で判断すると、想像以上の損失を被るかもしれません。

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