
「ペットは家族 葬儀も高額に、4件に1件は費用5万円以上」2022年9月21日、日経MJはこう題した記事を掲載しました。記事によれば、「亡くなったペットの葬儀にお金をかける人が増えている。専門の葬儀会社による火葬サービスや読経付きなどの高価格プランの利用が活発になってきた」としています。
亡くなったペットは自治体に処分を頼んだり、自宅の庭に埋めたり、あるいは民家の専門会社に頼むなどの方法が取られます。以前は庭に埋める家庭が多かったように思いますが、今は本当に家族同然で、民間の専門会社に頼む人も多くなっています。
ペット霊園を営む経営者からも、手厚く葬りたい人が増えていると聞いたことがあります。人によってはかなり立派なモニュメントをつくることもあるそうです。まさに家族、もしくはそれ以上の関係性になっているのでしょう。
葬儀だけではなく、医療費やトリミング代にもお金をかける人も増えています。記事によれば、犬の生涯にかかる必要経費は「244万8千円」になっているとのこと。飼い主にとっては家族同然ですから、お金の問題ではないということでしょう。
ペットに関わるサービスを確認してみましょう。トリミングや医療、葬儀以外にも、ペットカフェ、ペットホテル、ペットシッター、ドッグホスト、老ペットホーム・介護、ペット保険、里親支援、ペットタクシー、しつけ教室、犬の幼稚園、動画作成、犬専用フィットネスクラブ…など多種多様なサービスが提供されています。
これを見ると、もうペットではなく、まさに人間の家族と同じか、もしくはそれ以上と言えます。皆さん本当にペットを大事にされているのがわかります。
ペット関連総市場の規模は伸び続けており、2022年には1.7兆円ほどの規模になると予測されています。ちなみに犬と猫の飼育頭数は、犬が710万頭、猫が894万頭で合わせて1604万頭となっています。日本の世帯数総計は5976万世帯あるので、単純計算で4世帯に1頭以上は飼われていることになります。
朝、夕方など、老若男女問わず、犬を散歩されている姿をよく見かけます。この点、ペットは飼い主や周囲の人の心身の健康に良い影響を与えていると思います。ただ、ペット向けサービスが増える一方で、あまりに溺愛しすぎるとペットロス以上の負担が心身にかかる恐れがあります。
人間関係も同様で、何かに「依存」した状態はお互いにとってマイナスになりかねません。過ぎたるは猶及ばざるが如し。適度な距離感で、お互いにとって心地よい関係性を保ちたいものです。

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