
「『今年の漢字』は『戦』ウクライナ侵攻や物価高との『戦い』」2022年12月12日、NHK NEWS WEBはこう題した記事を掲載しました。記事によれば、「ことし1年の世相を漢字ひと文字で表す『今年の漢字』が京都の清水寺で発表され、『戦』の文字が選ばれました。」としています。
また、「22万3000通余りの応募の中から最も多い1万804票を集めた」とのことで、「戦」が選ばれたのはアメリカの同時多発テロがあった2001年以来だそうです。
毎年この時期は当コラムでもこの話題を出しているような気がします。ちなみに昨年の漢字は「金」でした。一昨年は「密」、その前は「令」、そして「災」「北」「金」「安」…と続き、1995年が「震」で「今年の漢字」スタートの年でした。
さて、皆さんの今年の漢字は何でしょうか。私の場合は「新」が今年一年を表す漢字かなあと思っています。これまで20年以上関わったアパレル事業を譲り、新たな事業が主軸となる年で、新たな出会いがあり、新たな場所に訪れ、新たな役割などを拝命し…と例年以上に新しい「ひと・もの・こと」と接し、非常に良い刺激を受ける年でした。
この今年の漢字ですが、当然、個人個人で全く違う字になると思います。今年で言えば、投票で選ばれた代表的な漢字が「戦」なだけであって、全員が同じ字になるわけがありません。この点、毎年賛否が分かれるのは当たり前の事でしょう。
翻って、個人的には「今年の漢字」として自分独自のものを考えるのは非常に良いことだと思います。今年を振り返るのはもちろんのこと、「一文字でまとめる」ことに意味があると思っています。
今年あった様々なことを共通項でくくり、一つの漢字で表す。このアプローチはまさに「帰納法」です。帰納法は問題解決の際に必ず使用する考え方で、「複数の事実や事例から導き出される共通項をまとめ、普遍的な規則、法則を見出そうとする推論のこと」です。
説明をするとわかりにくくなりますが、要は「今年の漢字」を選ぶ際の考え方と同様と思っていただければいいでしょう。考える力を養うことにもつながるうえ、自分がやってきたことをまとめるいい機会にもなります。
「新年の目標」を考える際も帰納法は使えます。自分がやりたいこと、達成したいことを何でも書き出し、それらの共通項をまとめて「新年のテーマ」として言語化すると、行動にもつながりやすくなります。行動につながれば自ずと成果が出るようになります。
ぜひ皆さんも今年一年を振り返って「今年の漢字」を選び、同時に来年やりたいことを出しながら「新年のテーマ」を考えてみてください。本当に自分に合った目標設定ができるようになります。

コメント