
先日、あるサービス業の方からご支援の依頼が入りました。この方は長年の経験により、同業態に関する大変なスキルとノウハウをお持ちです。しかしながら、最近はターゲット層の人口減少によりかなりの苦戦を強いられています。
当事業所ではお客様からの紹介が多く、集客のための広告は数えるほどしか実施されていません。ただ、今の状態では紹介も期待できず、広告をはじめとした何らかの方法で認知度を上げていく必要があります。
面談では予算が限られている中でさまざまな打ち手を検討し、やるべきことを明確にしていきました。使えるお金が限られているので、当然ご自身で動かなければならない状況は増えます。ところが、話しているとあまり乗り気ではない感じが伝わってきます。
「うーん…でもなあ…」と言葉でも表情でもやりたくないオーラが出ているのがわかります。今まで通りの方法で、自分がやりたくないことはやらずにお客様を増やしたい。おそらくはそんな気持ちが強かったのかもしれません。
「同じことを繰り返しながら違う結果を求める」。私も以前そんな状態だったことがあります。アパレル会社の社員として働いていた時に、自分では何の努力もせず良い結果を夢想する。あの時のお客さんが今日来てくれれば…と思いながら、今までと同じ毎日を送る。
同じことしかやっていないのに、違う結果になることはまずありません。よくて現状維持、普通に考えれば売上はどんどん下がっていきます。たまにラッキーが重なって良い結果が出ることはあるでしょう。ただ、これが一番よろしくない。
「待ちぼうけ」よろしく、うさぎが木にぶつかることを期待していつまでも待ってしまう。再現性はないにもかかわらず、「あの時はこれで上手くいったから」と自らは動かず待ちの姿勢で日々を過ごす。
「狂気とは、即ち同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること」。アインシュタインの言葉として広がった名言です(実は彼は言っていないそうですが)。まあ、アインシュタインが言っても言わなくても本質を突いた良い言葉だと思います。
今、思うような結果が出ていないのであれば、そのやり方がまずいのは明白です。上手くいくまで試行錯誤を繰り返すしかありません。つまり新たなことにチャレンジする。
何をすべきか自分自身で考えきれないのであれば、今はネットに情報が溢れています。検索するだけで大いにヒントになる情報が出てきます。さらに最近ではAIがピンポイントで教えてくれます。たとえそれが一般論だったとしても、考えるきっかけとして十分活用できます。
経営者の皆さん。ぜひ新たなことにチャレンジしてください。特に厳しい状況におかれている方は、これまでと「同じこと」をやっても改善は見込めません。勇気を出して最初の一歩を踏み出しましょう。

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