コラムNo.837 人生の質を上げる

業種を問わず、ビジネスは「利益を出すこと」に大きな意義があります。一方で、ビジネスの成功には自分自身がその仕事を好きかどうか、「感情」もまた看過できない重要なファクターとなります。

 

お金だけを追求しても、その先にはむなしさしか残りません。しかし、好きなことだからお金はいらない…という考え方では、成功には覚束ないでしょう。

 

良し悪しを言うつもりはありませんが、ことビジネスという視点においては、利益の追求、感情の充足いずれも不可欠です。バランスを欠いてしまうと早々に破綻してしまいます。

 

この点、生活のために仕方なく今の仕事をしている人も少なくありません。特に従業員の方々には多く見られます。否定できるものではありませんが、せっかくなら自分が好きなことや興味のあることに携わってほしいと思います。

 

人生において仕事の時間は大きな比重を占めています。単なる綺麗ごとではなく、自分自身が納得する時間にしなければ、人生の終幕で大変な後悔することになりかねません。

 

一方で、経営者は基本的に自らが選んだ事業を行っています。好きでもない業種を選んで嫌々やるのはナンセンスです。「儲かりそうだから」というのもちょっと浅すぎる。

 

「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。好きだからこそ努力も苦にならず、圧倒的な技術でサービスの質も図抜けていく。そもそも本人は努力と思っていない。寝食を忘れて没頭する。

 

これは経営者に必要な資質だと私は思います。お金のためだけにやっても、突き抜けたサービスにはなりません。よくても平均値どまり。

 

顧客は平均値のサービスが欲しいとは思いません。どうせならその道のトップにお願いしたい。平均値付近で嫌々やっている人にお金を払おうとは思わない。

 

「嫌な仕事だけどお金のためにやっている」はずが、結局は顧客からは選ばれなくなりお金も集まらない。むしろお金は減っていく。悪循環です。

 

翻って、「好きなことは仕事にしない方がよい」という言説もありますが、私は逆だと考えています。好きなことだからこそ、圧倒的な行動量で誰よりも優れたサービスが可能となり、それがさらにポジティブな感情として返ってくる。

 

人生の質は感情の質と言われることもあります。どんな感情で過ごしたか、人生の充実度は感情の状態が大きな比重を占めます。

 

要するに、勘定ではなく感情を優先する。

 

もちろん、必要最低限のお金は必要です。ただ、それ以上に感情を押し殺して仕事をしている人が多いような気がしてなりません。

 

自分で選べるのであれば、ぜひ好きなことや興味があることを仕事として選びましょう。確実に人生の質は変わってきます。

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