
「上期ヒット商品番付 横綱に値上げ消費とリベンジ旅行」2022年6月7日、日本経済新聞はこう題した記事を掲載しました。しかし時が経つのは早いものですね。今年も半年が過ぎようとしています。
東西で分けられた番付を見ていきましょう。東の横綱から前頭まで一気にご紹介すると、「値上げ消費、ノンアル生活、次世代自動販売機、電動キックボード、ヤクルト1000」となっています。横綱の「値上げ消費」がよくわかりにくいですが、値上げの波が大きい中、低価格商品の売れ行きが伸びたこととのこと。「ノンアル生活」は飲まない生活スタイルが拡大し、ノンアル飲料が売れているそうです。
一方、西の横綱から前頭までは、「リベンジ旅行、メタバース、平成ギャル文化、銀座100円ショップ、プライベートサウナ」となっています。どれも一度は聞いたことあるワードではないでしょうか。
ちなみに東西とも前頭以降がありますが、数が多いのでここでは割愛します。気になる方は日本経済新聞(6月7日付)、または日経MJ(6月6日付)の記事をご覧いただければ幸いです。
さて、当然ながらヒット商品は毎年出てきます(ちなみに昨年の横綱はZ世代と大谷翔平、一昨年の横綱は鬼滅の刃とオンラインツールです)。その時々の何が人気で、何が流行っているのか、知ることはとても大事だと思います。しかしながら、流行に追われるのは本末転倒です。
まったく知らないのはさすがに何らかの支障が出るかもしれませんが、流行っているからと常にその後姿を追っていると、お金や労力や時間がムダに消費されていきます。特に最近は流行のサイクルが加速しています。SNSの力ですぐにバズり、一気に消費され、「最先端で超人気のもの」から一気に「懐かしいもの」になり、すぐに「時代遅れでダサいもの」になってしまいます。
他人事であればまだ良いですが、それが自分事だと結構大変な目に合うかもしれません。特に商売をされている方は、自社の商品がバズることで一気に認知され、売上にも好影響を与えます。ただ、あまりに短期間で拡散すると、その副作用(急激な受注拡大による品質低下、風評被害、問題客の増加、優良客の離反など)で商売が傾く恐れがあります。
とはいえ、今は思わぬところで自社の商品が「バズる」こともあります。そんな時は、変に浮足立って調子に乗らないようにしましょう。可能な限り平常運転することをお勧めします。色気を出すと必ず失敗します。何もしていないのに問い合わせが急に増えたのは、あくまで「たまたま」であり、自社の本当の実力ではありません。
新規のお客様を集めるのは非常に重要な仕事です。しかしながら、何を差し置いても大事にすべきは、これまでご愛顧くださっている「お得意様」以外にありません。

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