ニュースの論点No.805 備えの重要性

2024年ヒット商品番付」が発表されました(2024124日 日経MJ)。東の横綱は「大谷50-50」、西の横綱は「新NISA」で、あとはそれぞれ「スポットワーク」「春夏夏秋冬」「SHOGUN将軍」「グラングリーン大阪」などが並んでいます。

 

数日前には「2024新語・流行語大賞」が発表され、大賞は「ふてほど」が獲得し、トップ10には「50-50」や「新紙幣」「裏金問題」などが入っています。

 

ヒット商品番付と言いながらそもそも商品ではないものが入っていたり、流行語といいながら大半の人が知らない言葉が入っていたりと、いずれも納得感に高低がある結果ではありますが、今年1年を振り返るには参考になるニュースです。

 

さて、2024年、米大リーグでは大谷翔平選手が50本塁打・50盗塁を達成し、「大谷50-50」の偉業で世界中を沸かせました。また、日本では新NISAの開始や日経平均株価が史上最高の42000円台を記録し、成長と革新の象徴となる出来事が相次ぎました。

 

さらに、最近でも衆院選や石破内閣の誕生、アメリカではトランプ大統領の再選など、革新的かどうかは別にして、劇的な出来事が続いています。

 

また、自然災害の多発や物価高騰といった課題も浮上し、「備え」の重要性を改めて認識させられた年でもありました。まさに「革新と備えが50-50で共存する年」と言えるでしょう。

 

この「革新と備えのバランス」は、企業経営においても重要です。私が大切にしている「常なる新陳代謝」という信念も、このバランスに通じています。変化を恐れず新たな挑戦を続けることが成長の鍵ですが、その成長を支える安定と備えも不可欠です。

 

大谷選手の「50-50」の偉業は、挑戦と備えのバランスが生んだ成果です。企業も成長しているときこそリスクを分散し、次の局面に備えることが求められます。2024年のトレンドから学べるように、「変化し続けること」が成長の前提です。備えは単なるリスク管理にとどまらず、次の成長機会を掴むための準備でもあります。

 

また、新NISAや「備え」に関連する商品の需要増からも、経営者にとって「安定への投資」が重要であることがわかります。ここで言う安定とは、資金面だけでなく、人材育成や組織文化の醸成、ビジョンの共有といった企業全体を支える基盤への投資です。

 

備えを強化することで、どれだけ社会が変化しようとも、その変化を機会に変えて新たな価値を創造することが可能になります。

 

2024年は「革新と備え」が相乗効果を生み出した年でした。経営者に求められるのは、成功の裏にある「備え」を忘れず、次の挑戦へと向かうことです。「常なる新陳代謝」を実践し、変化と安定を両立させることで持続的な成長を達成していきましょう。

 

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