
何の仕事においても、人からの「評価」はつきものです。趣味であれば、自分自身が楽しめばいいので基本的に評価とは無縁です。ところが仕事になると「相手」がいます。
顧客はもとより、上司や同僚・部下、ひいては取引先や関連会社、近隣の人々など挙げればキリがないくらいの人と関わっています。関係者それぞれからの意識・無意識的な評価がなされ、表面化され、あるいは本人が知らぬ間に周囲に広がったりします。
意識的な評価は人事考課や満足度調査、覆面調査などがあります。無意識的な評価は個人が持つ第一印象から始まり、仕事ぶりや人間性など、関わる中で段々と固定的になっていきます。
最近ではGoogleやAmazonをはじめとしたネットのレビューが至る所に見られ、点数化されて世間の評価の一端を担っていますね(少なからずサクラもいますが)。
仕事をする上において、評価は避けられません。むしろ「いい仕事」をすれば「いい評価」が増え、会社や自分の成長にもつながりますので、積極的に発信、表に出て行って評価された方がいいでしょう。
私も講師やコンサルタントとして、クライアントから直接あるいは間接的な評価を日常的にされています。Amazonで書籍を出版していますので、レビューや点数もつけられています(色々とやきもきしていますが)。
ただし、です。評価にはエラーがつきものです。エラーが出る最大の要因は個人が持つ価値観です。仕事に関する評価は端的に言えば「優劣」や「良し悪し」を客観的に判断すべきものですが、そこに個人の「好き嫌い」や能力・経験をベースにした「独自のものさし」が入り込むと歪んだ評価になりがちです。
ですので、自分が評価をする、あるいはされる方のどちらでも、「評価のエラー」には注意しておかなければなりません。一人がダメだと言っていても、実はまったく問題ないレベルの可能性があるのです。
評価のエラーは評価者自身に問題があります。とはいえ、個人はそう簡単に変えることはできません。この点、評価はその母数が多くなればなるほど、信頼性は高まります。
あなたが客観的な評価を求めている場合は、数名単位ではなく、数十、あるいは数百と可能な限り多くの人から聞いた方がいいでしょう。特に「知らない人」からの評価は比較的客観性が高くなります。
あなたもモノ・サービスを購入する際、人の評価やレビューを参考にすると思います。それは周りの人も同じです。そのクオリティを客観的かつ正しく伝えるためには、多くの人の評価が必要であり、それが最も効果を発揮します。
多くの人の目に触れることで、モノやサービスは確実に磨かれていきます。悪意のある評価やレビューは論外ですが、もし受けたとしてもそれ以上の数の高評価があれば、誤解されることなく世間に伝わります。経営者の皆さん、ぜひ積極的に「世間の目にさらす」ことを実践していきましょう。

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