
「あなたの会社の強みは何ですか?」
皆さんはこう聞かれたらどう答えますか?
私はクライアントの「強み」を明らかにし、伸ばすお手伝いをしています。自分自身のミッションも「誰もが気づかない隠れた強みを 誰もが認める最高の価値に変える」と定め、日々活動しています。
で、仕事をしていてすごく感じるのは、何を「強み」としているのか、人それぞれ認識がまったく異なることです。加えて、自身の「強み」を把握できていない人は相当数に上ります。
そもそも強みとは何なのか。辞書には「強いこと。また、その程度」「頼んで力とするに足る点」と書いてあります。‥何だかわかるようなわからないような感じですね。
私は先人からの学びや自身の経験から、強みを「競争力」と捉えています。つまり相手より優っていること。強みは比べる相手がいて初めて意味を成します。
また、強みは「得意なこと」や「好きなこと」とは違います。得意や好きだからと言って、相手より優れているとは限らない。ただし、「得意」や「好き」は強みのベースにはなります。その一方で、「苦手なこと」や「嫌いなこと」が強みになることはほとんどありません。
繰り返しますが、強み=競争力と私は考えています。そして強みを分解すると、構成要素は次の3つになります。
【強みの3要素】
①自社では当たり前になっていること
②他社との差を生み出していること
③顧客が価値を感じていること
基本的には3つすべて重なる部分が自社(自分)の最も強力な強みと言えるでしょう。
今回私がもっとも言いたいのは「強みは自分ではわからない」ことです。「自分では当たり前になっていること」が強みの要件になっていますが、ここが強みを明確化させる時の一番のネックになります。
つまり、自分では当たり前すぎて「いつもの光景」になってしまっているのです。私も支援先では本当に多くの会社で同様の状況を見てきました。
「ずっと前から普通にやっている」「どこでもやっている」「特別なことは何もやっていない」など、自分では文字通り客観的に見れず、その価値がわからない。
本当にもったいないと思います。さらに「いいものは言わなくてもわかる」のような価値観が加わると、ますます強みは見えなくなります。自ら進んで苦境を選び、ムダな修行をしているようなものです。
あなたの会社の「当たり前」は周囲から見れば特別なことの可能性が高い。強みの種はいつもの光景の中に埋まっている。ただ、手足のように一体化しすぎて自分では見つけられない。
経営者の皆さん。自社の強みを明確にしたいときは、ぜひ第三者を交えてください。自分だけで掘り起こしても、的外れな「強みめいたもの」しかでてきません。第三者の目線で強みを明確化し、経営資源を集中させましょう。成長の余白はあなたの想像以上にあります。

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