
「明治『チェルシー』の販売終了 半世紀の歴史に幕」2024年3月4日、日本経済新聞はこう題した記事を掲載しました。
記事によれば、「明治は4日、キャンディー『チェルシー』の販売を3月で終了すると明らかにした。2002年度に売上高はピークとなる約25億円に達したものの、22年度は約5億円に低迷していた」としています。
CMで外国人の女の子が「あなたにもチェルシーあげたい」という台詞(若年層は知らないかも)や、CMで流れる「チェルシーの唄」でお馴染みのチェルシーが販売終了となります。
2017年には「マックシェイクチェルシー」としてマクドナルドとコラボし、秦基博氏がCM中でチェルシーの唄を歌ったことも話題となりました。
私も子供の頃から聞きなれた、ある意味洗脳されたCMでした。チェルシー自体も遠足などで買う機会はありましたので、やはり寂しい感じはします。
ただ寂しいとはいえ、売上がピークから5分の1となるとさすがに収益性は相当悪化し、撤退も避けられなかったのでしょう。
販売終了を受け、「なくなるのが残念」「ずっとあると思っていた」と惜しむ声が続々と上がっています。長い歴史を持つ商品や店舗が撤退する時は決まって出てくる声ですね。
百貨店の撤退でもよく「えー!本当ですか!?」「いつも買い物していたのに!」「すごく寂しい!」「どうにか残せないの?」などの声が上がります。そこでお聞きしたいのが、「最近皆さんが購入したのはいつでしょうか?」という質問です。
撤退せざるを得ないほど業績が悪化しているのは、お客さんが少なくなっているからです。つまり皆買っていない。世間一般の人たちは「自分は買っていないけど、ずっと人気だからこの後も残っていくんだろうな…」と勝手に思っています。
ところが、実際は売上が激減している。誰もが買っているようで大半は買っていない。つまり人気がなくなっている。ブランドとしての認知度は高いものの、業績は衰退期に入ってるのです。
さて、皆さんならどうするでしょうか。売上が下がったとはいえ、5億は売れている商品です。中小企業から見ればかなり大きい数字。ブランド力も全盛期からは下がっているものの、まだまだある程度の力はありそうです。
販売終了、撤退という決断の背景には、私たちが知りえない様々な事象があります。商品を残すためのアイデアも無数に出されたでしょう。ひょっとしたら事業の売却という選択肢も検討されたかもしれません。
いずれにしても、「自分が社長だったらどう決断するか」という発想を持ってニュースに接してみると多くの発見があります。ぜひ皆さんも思考を深めるために実践してみましょう。

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